独立行政法人 国立病院機構 三重中央医療センターさまにて、
4月入職の新人職員の皆さんを対象とした
ハラスメント研修を実施しました。
先日は先輩職員・指導的立場の方々に向けた研修を行いましたが、
今回は「新人の立場だからこそ知っておいてほしいこと」に焦点を当てた内容です。
「注意できない」「何も言えない」不安の正体
研修を行う中で、先輩職員や指導者の方からよく聞かれるのが、
「ハラスメントと言われるのが怖い」
「注意したくても、何も言えない」
「指導ができなくなっている」
というお悩みです。
しかし、職場である以上、
必要な教育・指導は行うべきもの。
恐れて何も言えなくなった先には、
ミスの黙認
誰かがミスをカバーし続ける状態
正しい成長の機会を失う
業務の質にばらつきが出る
といった、より大きなマイナスの未来が待っています。
新人さんにも知ってほしい「ハラスメントの現実」
今回の研修では、新人の皆さんに対しても、
あえて率直なお話をしています。
「嫌だった」「傷ついた」と訴えれば、
すぐにハラスメントと認められるわけではないこと感情だけでなく、
状況・言葉・関係性・継続性などを総合的に判断されること
また、先輩側も、
言われた内容や言い方に納得できる
感情が溢れてしまった場合でも、
その後にきちんとフォローがある
こうした関わりができていれば、
ハラスメントとは判断されません。
大切なのは「判定」ではなく「予防」
ハラスメント研修の目的は、
「ハラスメントと判定されなければいい」ことではありません。
ハラスメントに近しいやりとりを、最初から防ぐこと。
そのためのポイントは、とてもシンプルです。
シチュエーションに配慮する
伝える言葉を選ぶ
感情的にぶつけず、説明する
これだけで、
「辛い」「キツい」「怖い」
そんな気持ちだけが残る指導にはなりにくくなります。
命を預かる現場だからこそ
命を預かる医療現場は、
常に緊張感のある環境です。
それだけ、
皆さんが一生懸命で、真剣だからこそ、
言葉も強くなってしまう場面があります。
その背景を理解したうえで、
どう伝えるか・どう受け取るかを学ぶことが、
チーム医療を支える土台になります。
講師より
研修後、現場では
「あれ、これハラスメント…大丈夫?」
という言葉が自然と聞かれるようになったと伺いました。
それは、
「怖くなった」のではなく、意識できるようになった証拠です。
ハラスメント研修は、
必ず現場の“意識づけ”になります。
三重中央医療センターさま
今後とも、より良い職場づくりのお役に立てましたら幸いです。
このたびも、ありがとうございました。



