- 【総合病院の新入職員研修を行いました】
いのちの尊さを自覚し、
病む人の身になって
安心で質の高い医療を行います
昨年に引き続き、4月1日入職の新入職員向けビジネスマナー研修を担当させていただきました。
病院を訪れる人は「病む人」もしくは「怪我をした人」とその家族です。
「いつになったら治るのだろう」
「この先、どれだけ辛い治療が待っているのか」
「お金はいくら必要なんだろう」
「家族に迷惑をかけて申し訳ない」
さまざまな不安な思いを抱えて、辛い心身で受診・入院・治療をされます。
だからこそ、「医療福祉に特化した接遇マナー」を習得することが必要です。
「病む人の身になる」
ただ接する、ただ応じるだけでは足りません。
忙しいからといって、バタバタと業務をこなすのは、理念に反した行動です。
不安な気持ちを少しでも軽くしていただき、辛い中、過ごされる院内の時間を
少しでも快適で、居心地のいい時間にしていただく。
そのための寄り添った関わりが求められます。
わたくしは、5年間ほど総合病院でコンシェルジュの業務に従事した経歴がございます。
院内で起こりうる事例や、よくある患者さん像など、体験談も交えて、これから活躍してくれる新人さんたちのモチベーションが高まるよう、楽しい研修を心掛けました。
参加いただいた60名ほどの新人さんほとんどが社会人一年目。人の命を預かる医療現場においてはピリピリした空気感や、緊急事態、緊迫感のある場面も多く経験することでしょう。
その時、先輩職員さんに言われる一言で傷ついてしまう新人さんを多く見てきました。
しかし、みんな仕事に一生懸命だからこそ。
人の命を助けたいと思うからこそ。
これから始まる社会人生活の中には、辛い場面もあるかもしれない。それでも使命感を持って、周りの先輩方に愛されて育ててもらえるよう、新人さんのプロとしてのコミュニケーションスキルについてもお伝えいたしました!
一年後お邪魔する時に、この一年生の皆さんが、自信を持って堂々と業務をこなす姿にお会いできることを楽しみにしています。
三重中央医療センターさま、このたびは、ありがとうございました!